2004年10月04日

米新聞だからと言って

アナン国連事務総長がイラク戦争は違法だったと明言。

これに対して、米紙ウォールストリート・ジャーナルが異議を唱えた。

「アナン氏の発言は、彼の立場がフランス、ロシアと同類であることを示している」

「そもそも安保理で、開戦に全会一致が得られなかったことが、それほど金科玉条に触れるのだろうか」

「国連は来年1月のイラク選挙で、指導的な役割を与えられたではないか。この発言は選挙を妨害しようとするテロリストに、まさに合法性を与えてしまったのだ」

ウォールストリート・ジャーナルはアメリカの経済紙。

日本でいえば、日経のようなもの。

立場はブッシュ政権擁護。

しかし、ジャーナリズムがこれでいいの?

批判精神が全く失われている。

開き直りの支離滅裂な方便で、ブッシュ政権を擁護する。

イラク戦争が違法だというのは、国連憲章に照らせば明らか。

その点で、アナン氏がフランス、ロシアと立場が同類というのは、少し違う。

フランス、ロシアは政治的判断により、賛成しなかった。

これに対して、アナン氏はフランス、ロシアが同意しないのであれば、安保理の決定がなされず、イラク攻撃は出来ない国連憲章の解釈からいって違法だと言っている。

次に安保理で開戦に全会一致の点。

これは5大国のうち1カ国でも反対があれば、開戦できないのが国連憲章の解釈。

同紙の見解は法なんて守るものか、と言っているようなもの。

最後に来年1月のイラク選挙で、国連が指導的な役割が与えられても、与えられなくても、違法であるか、ないかに影響しない。

同紙は、いくらアメリカの新聞だからといって、法を犯した自国の政権を擁護するのは間違い。

間違いは間違いとして糾(ただ)すのが、ジャーナリズムの役割のはず。
posted by madam at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 欧米メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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